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国際戦略コラム NO.2876~日本農業再生の考え方より

中国と日本はそれぞれの所得層向けの商品を補完する関係になる。
               Fより

中国を見ていると、日本への観光旅行に来た中国人は日本を好きに
なって帰っているようだ。その理由は街がきれいで、かつ礼儀正し
い日本のホテルマンや商人を見て、かつ安全・安心な環境を知って
羨ましい感じを受けているようだ。この日本に来る中国の観光人た
ちは中国でも上流・中流の階層の人たちである。

この中国の中流以上の人たちが、日本の美味しい米、いちごやみか
んなどを買っている人たちでもある。そして、その価格は中国の物
の数倍もするのである。中国の人たちは自分が食べている食品に対
して、不安感を持っている。このため、アサヒビールの子会社が中
国で有機野菜など栽培しているが、これも高値で売れている。中国
は日本と違い、大企業が農業を営むことができる。

このように、日本からの有機野菜なども中国の中流以上の人たちが
好むことになるようだ。日本の文化に根ざした商品が中国の中流階
級以上の人たちに受けるように感じる。これは農産物に限らないが
、日常的に買う物としては食料品が大きい。中国には中産階級が、
4000万人もいる。そのほとんどが沿海州の大都市にいる。

反対に日本にもニート・フリータなどの貧乏な層、下層階級が出来
始めている。この人たちは中国の安価な農薬を使った食料品でもい
いのである。というように日本の農業は日本国内とアジアの中流階
層以上にその商品を提供し、反対に中国は自国や日本の下層階級を
含む層に安価な食料品を提供するように分業をすればいいのである
。これは食料品だけではなくて、衣料品にも雑貨などにも共通した
補完関係が成り立ち始めている。

日本の農業は今まで日本国内の市場しか見ていなかったような気が
する。今後はアジアの市場と言う目が必要な時代になってきたよう
だ。日本人が好む有機野菜は中国やアジアの中産階級人たちにも好
まれるのである。

そのような人たちは、日本人と同様な感覚をしている。この日本贔
屓の人たちがいる限り、日本の農家は生き残れる可能性が高いと見
る。日本文化が中国、アジアに通じることが証明されてきている。

それより、日本での農業の縛りの方が大き過ぎる。アジアに散らば
る日本企業が日本品種のタネを輸出して、その土地で日本と同じよ
うな農産品を作り、それを日本に輸入しようとしている。この農産
品の一部をその国で売り出すことも考え始めている。日本企業が日
本でも農業ができれば、その開発速度は速まるし、企業は安定して
いるので日本農業の担い手も確保しやすくなる。勿論、コストが安
い外国労働者を使う可能性はあるが、今の閉塞状態よりマシである。

全体に日本の現状は、日本に閉じこもる方向になっているが、中国
やアジアを見て日本農業を考える方向にシフトしていくことが必要
であると考える。

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